DRIVE JOURNAL / 競技別ガイド

ゴルフのラウンド準備。歩行とカートで変わる負荷、飲料の補充場所

ゴルフの飲料を、ペットボトル何本という答えだけで決めていませんか。移動方法と途中で使える施設を確認し、自分のラウンドを見渡します。

この記事のポイント

  • 歩行とカート利用を、同じ活動量として扱わない。
  • カートなら身体の負荷も暑さへの配慮も不要、とはならない。
  • コース上の補充や休憩は、利用施設へ事前に確認する。

歩行とカートは、同じ18ホールでも条件が違う

2025年にオンライン公開された研究は、競技レベルの男性ゴルファー16人が歩行とカート利用でラウンドした条件を比較しました。歩数や生理的な負荷、疲労感に違いがあり、移動方法を同じ活動としては扱えないことが分かります。

一方、ショットに関わる指標が全て悪化したわけではありません。「歩けば必ずスコアが悪くなる」と読むことはできません。若い男性の特定のコース・環境での研究なので、女性、高齢者、酷暑、連日の大会へ結果をそのまま広げないようにします。

飲料の数を決める前に、補充できる場所を調べる

編集部では、スタート前に使える施設と、途中で利用できる売店・給水設備・休憩の場所をコースへ確認することを提案します。地図に施設の印があっても、当日の営業や利用条件が同じとは限りません。

スタート時刻が早い、進行が変わる、途中の休憩を挟まないなど、自分の予約条件も確認します。いつものコースで使えた補充方法を、初めてのコースへ持ち込めると想定しない準備です。

カートの中でも、取り出しやすさを確かめる

飲料を持っていても、バッグの奥で取り出しにくいと使う機会を逃しがちです。カートへ置ける場所、容器を固定できるか、同伴者と取り違えないかを出発前に見ます。運転や周囲のプレーを妨げない場面で扱いましょう。

持ち込める飲食物や容器の扱いは施設の案内を優先します。カートを使うから準備を省くのではなく、歩行の量と使える荷物の置き場がどう変わるかを考えると、具体的に整理できます。

暑さの判断は、スコアと切り離す

屋外のラウンドでは、湿度、日射、風などの条件も変わります。環境省が示す暑さ指数は、気温だけでなく湿度や日射・輻射などを考慮する指標です。カートを利用していても、屋外で過ごす環境の確認は必要です。

利用施設の運用や当日の案内に従い、涼しく休める場所を確認します。調子がよいラウンドでも、体調や環境が変われば中断や予定変更を考えます。飲料を追加すれば全ての条件で続行できる、とは判断しないでください。

次のラウンドへ、使えた場所を記録する

終わった後は、残った量だけでなく、補充できた場所とできなかった場面を記録します。歩行が多い区間、売店に立ち寄れなかった理由、取り出しにくい容器など、次回の準備を変えられる具体的な内容を残しましょう。

必要な飲食は、活動内容、食事、環境、個人の状態で変わります。全員が同じ本数を持つことより、自分の移動方法とコースで使える機会を理解することから始めると、ラウンド全体を見渡しやすくなります。

参考文献・確認した資料

  1. Riding a Golf Cart Versus Walking: A Study on the Physiological and Performance Differences in Tournament Golf ↗
    O’Donnell et al. / European Journal of Sport Science。2025年12月オンライン公開、2026年巻号。男性16人の比較研究で、全年代・酷暑の条件を代表しません。
  2. 暑さ指数(WBGT)について ↗
    環境省。暑さ指数の考え方と生活上の指針。個人のラウンド中の摂取量を規定する資料ではありません。

一般的な知識を整理した記事であり、個別の診断・治療・補給量の処方ではありません。医師・管理栄養士による監修は受けていません。資料の対象集団や研究方法により、分かる範囲は異なります。症状がある場合や疾患・服薬がある場合は医療専門職へご相談ください。

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